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第1回 能登半島すずウルトラマラソン

秋のウルトラ三連戦の最終レース。
9月の京丹後100㎞は、真夏の練習の疲労蓄積と、レース当日の暑さにやられ、散々な結果だった。

その3週間後(このレースの2週間前)、調整がてら出場した70キロマラソンでは、6時間6分(5位)という好成績でゴール出来た。

そしてこの10月後半、例年は四万十川ウルトラマラソンに出場していたが、今年は抽選に落ちたので、今年初開催の能登半島すずウルトラマラソンに出場することにした。

100kmhp

今年はまだサブ10(10時間切り)を達成していないので、走り慣れた四万十のコースでタイムを狙いたかったが、初めて走るコースでタイムを狙うというのも悪くない(笑)

コース高低図を見ると、アップダウンが多くキツいコースに見える。
特に後半75㎞~90㎞地点の2つの峠越えは、きっと地獄だろうなぁ。

Hyoukousa

作戦としては、前半はキロ5分10秒くらいのペースを維持して、後半は臨機応変に・・・って感じだろうか。
欲を言えばサブ9.5を狙いたいが、それが無理でもサブ10は死守したい。

まぁ、第1回大会と言うことでコースに関しては何の情報もないので、トラブルも含めてレースを楽しもうと思う(笑)


【スタート】

Photo

5時スタート。
ウルトラでは珍しく、60㎞の部のランナー達と一斉にスタートする。

スタート後は、ほぼフラットな真っ暗な道を走る。
最初は第2グループに属していたが、すぐにばらけた。

ふと気が付くと、ついつい4'40/㎞くらいまでペースが上がってしまう。調子がいい証拠だ。

が、作戦通りペースを抑えつつ進む。

トップを先導する車両のハザードがずっと見えている。
トップ選手も、それほどペースをあげていないのだろうか。

1つ目のエイドで防寒用のナイロン袋を脱ぎ捨てた。
まだまだ空気は冷たいが、手袋をしているので寒さは感じなかった。

軍艦島(見附島)で折り返し、後続の多くのランナー達とすれ違う。

【10㎞】 0:50 (0'50)

 ※累積タイム(10㎞ラップ)

ほぼキロ5分で10㎞地点を通過。もっとペースが上がっているかと思ったが、意外と慎重なペースだ。

後半に脚を残すためにも、前半はこれくらいのペースで抑えなきゃ。

すれ違うときにざっと数えてみたが、現在30位くらいだろうか?

ランナーは既に大分ばらけてきて、前のランナーは見えない。
後ろから2人のランナーが追いついてきたが、ゼッケンを見ると二人とも60㎞の部のランナーだった。

一瞬、コースアウト?と思ったが、さらに追いついてきたランナーのゼッケンが同じ色だったので一安心。

「コースアウトしたかと思って焦りましたよ~」

なんて話をしながら少しの間併走したが、キロ5分を切るハイペースだったので無理をして着い行かずマイペースで進む。

後ろから見たランニングフォームがスゴく安定している。速そうだ・・・。
(この方、所々で写真を撮る度に立ち止まりながら走っていた。このペースで走りながらすごい余裕!)

【15㎞】 1:15

キロ5分ペースをしっかり維持できている。
夜が明け、辺りも明るくなってきた。反射タスキをエイドに返却。

ここまで小さなアップダウンはいくつもあったが、ペースが落ちるほどの登りはない。

【20㎞】 1:41 (0:51)

キロ5分ペースを維持。ここまで脚に疲れは全くない。

21キロ地点あたりで、60㎞の部とコースが分かれる。100㎞の部は左折し八太郎峠を目指す。

コース分岐から程なく、八太郎峠へ向かう登りが始まった。
昨日、コースの下見をしていたのでだいたいの感じは掴んでいたが、実際走ってみるとやはりキツい。

【25㎞】 2:09

この5キロはさすがにキロ6分が精一杯。

30キロ手前で下りになったが、すぐにまたキツい登りが始まる。

が、八太郎峠の頂上が「30キロ地点」と分かっていたので、冷静にペース配分が出来た。

何人かのランナーと、登りで抜かれ、エイドで追い抜き・・・を繰り返しつつ、八太郎峠の頂上を迎える。

【30㎞】2:39 (0:58)

ほぼ登り基調の10㎞を、1時間以内でパス出来た。
脚もそれほど使っていない。

頂上に着いたところで、軽く屈伸をし、一気に坂を下った。
とはいえ、まだまだ序盤なので、ガンガン下るのは控え、脚を痛めない程度のペースを維持する。

この辺りで、右足の甲と、中指の筋に痛みが出だしたが、靴紐を締めたり緩めたりしているうちに、いつの間にか痛みは引いていた。
(ゴール後、靴を脱いだら中指の筋が真っ赤に腫れていた。靴紐の絞め過ぎ?)

【35㎞】 3:03

坂を下りきったところにある35キロ地点を、3時間03分で通過。この5キロのラップは24分。

休む間もなく、すぐに舟木谷峠へ向かう登りが始まった。

ここもキツい坂だが、気温が低いため、火照った身体を冷たい空気が冷やしてくれる。
おかげで、オーバーヒートすることなくハイペースで坂を登ることが出来た。

峠を越え、坂を下り切る手前あたりで、トップのランナーが坂を登ってきた。
折り返しの千枚田は、ここから3㎞程先なので、トップとは6㎞ほど差が出来ていることになる。
(って、トップとの差なんて僕には関係ないんだけど^^;)

【40㎞】 3:33 (0:54)

アップダウンがあったにも関わらず、それほどペースは落ちていない。

「お!これはサブ9.5狙えるかも?!」

なんて、この時は(いつものごとく)甘いことを考えていた。

42㎞地点の名舟エイドでリンゴを頂く。
ここまでずっと、エイドではアミノバリュー飲料ばかり飲んでいたので、甘酸っぱいリンゴがとっても美味しい。

あまりに美味しくて何個でも食べたかったが、9月の京丹後100㎞で、エイドでの「ドカ喰い」が原因でエライ目にあっているので、今回のレースはエイドではチョットずつ食べることにしている。

エイドを出て、千枚田の折り返し地点に向かって、海沿いの坂道を登る。
多くの折り返してきたランナー達とすれ違う。

この時点で、ざっと数えて25位くらいだろうか。

【45㎞】 4:05

千枚田ポケットパークで折り返し、今登ってきた坂を下る。何人ものランナーとすれ違う。

坂を下っている途中で大粒の雨が降ってきた。空気が冷たいせいでチョット寒い。
雨は嫌いじゃないが、靴が重くなって走りにくくなるのは困る。
が、雨は10分ほどで止んだ。

復路の名舟エイドでもリンゴを2切れほど頂き、舟木谷峠アタックに備える。

舟木谷峠から下ってくる往路のランナーと声を掛け合いながら、ペースを落とさず坂を登った。

【50㎞】 4:32 (0;59)

舟木谷峠のアップダウンを越え、海へ向かって比較的フラットな道を進む。

脚に少し疲労感が溜まってきたが、まだまだ元気。
ほぼ単独走状態なので、チョット寂しい。

【55㎞】 5:04

50~55㎞の区間は大きな峠はないので、ペースを上げるつもりだったが、思うようにペースが上がらなかった。

こりゃエネルギー切れかなぁ・・・。

ここで、ウェストポーチに入れていた、エネルギー補給用の「スポーツ羊羹?」を食べた。これが意外と美味しくて、少し身体に力が戻ってきた。

海沿いの道に出てからは、海風が強く、軽いアップダウンが続いたが、5'30/㎞のペースを維持して進む。

ここで、2、3人のランナーをパスすることが出来た。

「少しはタイムが稼げたかなぁ」なんて思いながら走っていたが、なかなか「60㎞」の標識が出てこない。

ストップウォッチを見ると、この5キロのラップは既に30分を超えている。

「あれ??標識を見落としたのかな?」

と思っていると、やっと「60㎞地点」の標識が見えてきた。

【60㎞】 5:39 (1'07)

キロ5分30秒を少し切るくらいのペースを維持したはずなのに、この5キロのラップは30分を超えている・・・。

「そういやコース変更があったらしいから、この区間の距離が伸びたのかなぁ?」

なんて考えながらも、このタイムロスを取り戻すため、さらにペースアップ。キロ5分20秒程にペースを上げる。

精神的・体力的に一番辛い60㎞台で、こんな風にペースアップ出来るのは、調子がいい証拠だろう。
あるいは真夏のクソ暑い中、月間500キロ近く走り込んだ成果?
(と、思いたい・・・^^;)

65キロのラップを楽しみにしつつ走っていたが、またもや、なかなか65㎞の標識が見えて来ず少し焦る。
感覚だけでなく、GPSウォッチでペースを計っているため、それほど誤差は無いはずなのに・・・。

【65㎞】 6:10

ようやく現れた65㎞地点の通過タイム6時間10分。
この5キロで33分かかったことになる。

「むむ、やっぱりおかしい・・・」

このペース配分では、後半のアップダウンを考えるとサブ9.5どころかサブ10さえも危ないかも・・・。

ここで目標をサブ10に切り替え、ここから75㎞以降の峠越えまでは、多少無理をしてでも、出せるだけのペースで走ることにした。

【70㎞】 6:39 (1'00)

途中トイレに寄ったロスタイムを考慮すると、この5キロは5'30/㎞くらいのペースだ。チョット安心。

ここのところ前後にランナーが居らず、矢印等コースの目印もないので、コースアウトしてないか心配になった。

いつの間にか青空が広がっていて、日光が照りつけてくる。
エイド毎にボトルに水を補給し、頭から浴びながら走った。

日光は熱いが、空気が冷たいおかげですぐに身体が冷えてくれたので、それほど辛くはなかった。

【75㎞】 7:12

サブ10ペースまでの貯金は18分しかない。厳しいか・・。

後半の峠越え(椿峠110m)が始まった。
歩きたい気持ちを振り払い、必死で坂を駆け登る。

20121028_125523

峠を越え、もう脚を残す必要はないので、ダメージを気にせず一気に坂を下る。
そいうえば、前半発生した右足甲の痛みは、あれ以来全く出ていない。

【80㎞】 7:49 (1'10)

さすがに椿峠のアップダウンでのタイムロスが大きい。
貯金が更に減って、あと11分しかない。

狼煙エイドで水分補給。さらに自動販売機でオレンジジュースを買った。

灯台の折り返しへ向かう道は、到底走れるような勾配ではないので、膝に手を添えながら歩き登る。
短い距離だが、1分1秒も無駄にしたくない今は、このタイムロスさえ惜しく感じた。

丘に登り、芝生を横切り、灯台を周回して再び狼煙エイドに戻り、最後の峠越えを迎える。

【85㎞】 8:26

貯金はたったの4分。

「さすがに10時間は無理か??」

と思ったが、ここまで来て簡単には諦められない。

ウルトラ後半の登りで気を抜いてしまうと、ガクっとペースが落ちてしまい走れなくなってしまうので、ここは身体が反応する限り走ろうと決めた。

幸いにも脚はまだ動く。痛みも張りも感じない。
ただ、登り坂を無理してペースアップしているので、息が上がって苦しい。
「ぜぇぜぇ、ふぅふぅ」いいながら、登り坂を駆け登った。

登りをなんとかキロ6分半程のペースでパスし、下りは文字通りガンガン走る。
キロ4分台で坂を下っても、まだ脚は踏ん張れている。

【90㎞】 8:54 (1'05)

85~90㎞で貯金を2分も増やすことが出来た。
とはいえ、たったの6分の貯金なので、全く気は抜けない。

勾配図を見ると、90㎞台も小さなアップダウンがある。

が、走ってみるとペースが大幅にダウンするような勾配ではないので、登りでキロ6分、下りでキロ5分を目安に進む。

【95㎞】 9:24

よし!!もうサブ10は確実だろう。
あとは、どれだけのタイムが出せるか。ここにきてペースを緩める理由なんてないので、腕を振り必死にペースを上げた。

【96㎞】 9:31 (6'27/㎞)

【97㎞】 9:37 (5'44/㎞)

あと3キロ。最後の小さなアップダウンを越えた。

そういえば90キロ台に入ってからは、前にランナーは全く見えず、ずっと単独走。
振り返る余裕がなかったため、後ろは全く見ていなかったけど(笑)

【98㎞】 9:42 (5'29/㎞)

大きな橋を越え、町中に入る。
道行く人の声援が嬉しい。

99㎞】 9:48 (5'54/㎞)

沿道の声援に手を振り応えながら走る。
前後にランナーが居ないため、声援が全部自分に向けられていると思うと、なんだか恥ずかしくもあり、気持ちが良かった。

ゴール直前、ラストの直線も全力疾走。

【100㎞】 9:53 (5'01/㎞)

9時間53分、ガッツポーズでゴールテープを切り、コースに向かって感謝のお辞儀をした。

Goal

今年はまだサブ10を出していなかったこともあり、10時間が切れたのはスゴく嬉しい!!

僕がゴールした2、3分後、前半少しの間併走したランナーさんがゴール。
9時間台での100㎞完走を互いに喜び合った。

Photo_2

一緒に記念撮影をした後、記録証を受け取る。
順位は18位、いつの間に順位が上がってたんだろう^^;

Photo_3

【あとがき】

サブ9.5こそ達成できなかったが、初めてのコースで、かつアップダウンが多くキツいコースで何とか10時間を切れたことが嬉しかった。

スタッフの皆様、沿道で応援してくれた方々、本当にありがとうございました!!

20121104_001835

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コメント

お疲れ様でした!
たった今気付きましたが、Twitterでフォローして頂いてましたね。気づくの遅くなりました…。

次は萩往還までレースはなしですか?
私も富山なので、西側エリアにも足を伸ばして参戦して行こうかと思ってます。
またどこかの大会でお会いしましょう!!

>わたべっくすさん

能登すずでは大変お世話になりました~。
前半から、並走したり、何度もすれ違ったり(笑)

次のウルトラは、4月の富士五湖の100キロに出場予定です。
萩往還の10日前なので、怪我と疲労がチョット心配ですが^^;

僕も来年から東側のレースにもどんどん参戦しようと思ってます。
また、どこかの大会でお会いすると思いますので、その時は宜しくお願いします~。

こんにちわ。ブログ拝見させていただきました。
サブ10おめでとうございます。

真剣にタイムレースをしていた参加者の皆様には距離表示において誤差が生じたことにお詫びもうしあげます。主旨はゆっくり、能登半島を満喫して欲しいというものがございましたので、若干、距離を延ばしてでも見ていただきたいコース設定にさせていただきました。

こちらのブログ、大変参考になりました。ありがとうございます。もしよろしかったら、大会HPにリンクさせて頂きたいのですが、いかがでしょうか。

よろしくご検討ください。

>すずウルトラ実行委員会スタッフ様

スタッフの皆様、レースでは大変お世話になりました!
第一回大会ということで運営も大変だったと思いますが、コース、景色、エイド、応援、全てにおいてとても充実したレースだと感じました。

ブログは走りながら感じたことをそのまま書いているため、距離表示の誤算のことに触れてはいますが、そういったハプニングも含めてウルトラマラソンだと思って楽しんでおりますので、気になさらないでくださいね^_^;

大会HPへのリンク、もちろんオッケーです!
今回はカメラを持って走らなかったため写真がほとんどありませんが、次に出場する時は、写真、動画を撮りながら、コースを満喫しようと思ってます!

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