2014 萩往還マラニック 250㎞ 6
【俵島CP】98.5㎞
3日8:17(3日7:44)
昨年より33分遅れで、俵島CPに到着。
遅れを取り戻すどころか、さらにタイムを失ってしまった。
昨年は道の右側(山側)、名物おばあちゃんエイド(私設)の手前にパンチがあったが、今年は左側(海側)にパンチがあった。
ここ俵島CPのチェックの場所は毎年微妙に違うような気がする・・・。
(実際、通り過ぎるランナーも多いようなので、注意が必要。)
ちなみに昨年はこんな感じ↓ (トラックはおばあちゃんエイド)
周りを見渡し、「おばあちゃんエイド」の軽トラックを探したが見当たらない。
喉が痛くなってきたので、飴玉を頂こうと思っていたのだが・・・。
「今年は場所を移動したんかな?」
と思っていたが、結局会うことは出来なかった。
少し心配になる。
・-・-・-・-・-・
後から聞くと、おばあちゃんも高齢でエイドの運営が大変だろうからと、大会側でお断りを入れたとのことだった。
それでもおばあちゃんは、「エイドがなくて大丈夫かな?」とランナー達の心配をしてくれていたらしい。
とにかく、元気でいらっしゃる事に一安心^^
今まで本当に本当にありがとうございました。m(_ _)m
・-・-・-・-・-・
チェックポイントを過ぎてからも周回は続く。
小刻みなアップダウンが脚に堪える。
ペースアップしたいが、まともに走れず早歩き状態。
コースはきついが、天気がいいため景色は最高!
空気が冷たいため、日差しの割に暑さは感じない。
ようやく周回を終え、起点に合流(8:43)
ここ(↑)を左折し、さっき走ってきた港沿いの道を戻ることになる。
往路を行くランナーと声を掛け合いながら進む。
俵島周回を終えたという安心感で、ちょっとだけ元気が出てきた。
知り合いのランナーとすれ違わないか注意して観察していたが、見付けることは出来なかった。
フラットが多いこの区間でタイムを稼ぎたいところ。
なんとかペースダウンすることなく、農協スーパーに到着。(9:09)
トイレを探したが見当たらないため、道で話をしているおじさん達に聞いてみると、コンビニ裏の公民館(?)の中のトイレが使えるとのことだった。
このあたりから、ヒリヒリとお尻のウェア擦れの兆候が・・・トイレにかなりの時間を費やしてしまった。
スーパーで牛乳とシャーベットを買い、店前で牛乳(もちろん500ml 笑)を一気飲み。
長距離を走ると、いつも異常なほどに牛乳が飲みたくなるのは僕だけだろうか?
シャーベットは走りながら食べることにし、農協スーパーを出発。
シャーベットのせいでちょっと寒くなってしまった。
ここからは、川尻岬CPへ向かい延々と北上する。
この区間、「想像以上に長い」と毎回感じてしまう。
勝手に「すぐ着く」と思い込んでいるだけなんだけど^^;
昨年はこのあたりで足裏痛が出てきて、歩くのも辛くなった。
今年は足裏はまだまだ平気だ。
その分、大腿部の疲労が大きい気。
脚に負担が掛かっているんだろうか・・・フォームを見直さなきゃ。
木陰の多いヒンヤリと涼しい道を進む。
たしいてペースアップも出来ないまま、ようやくT字路に到着。(9:53)
ここ(↑)を川尻岬方面へ左折すると、岬へ向かう急激な下り坂が待ち構えていた。
さすがに走れるわけもなく、ソロソロと坂を下っていると、前から次々とランナーが坂を登ってくる。
既に川尻岬CPのチェックを終えたランナー達だ。
なんとも羨ましい・・・。
「あっ!」
と、前から見覚えのあるランナーが坂を登ってきた。同県から参加のOさんだ。
毎年すばらしいタイムで完踏される、憧れのランナーさん。
がっちり握手をしてご挨拶。
が、Oさん曰く、「今年は調子が悪い」とのことだった。
確かに、Oさんの脚力だともっともっと先を行っていてもおかしくない。
心配しつつも、
「この先、どこかで追いつければいいなぁ」
なんて甘いことを考えながら、お互いの目的地へ向かって進んだ。
(結局Oさんは、しっかり42時間台でゴールされていた・・・さ、さすが!)
1㎞ほど続いた急坂を下り終え、川尻岬CPに到着。
時刻は9:59、昨年より40分遅い。
俵島から、さらに7分のタイムを失ったことになる。
ここ川尻岬で油谷中学での遅れを取り戻す予定だったが・・・誤算が続く・・・
【川尻岬CP】107.8㎞
3日9:59→10:18発 (3日9:19着→9:34発)
食事の前に、チェックと記帳を済ませる。
自動販売機でアイスコーヒーを買い店内へ。
店内はたくさんのランナーで混み合っていた。
海湧食堂での朝食からそれほど時間が経っていないため、お腹はそれほどすいていなかったが、いつもの癖でつい大盛りを注文してしまう^^;
が、美味しそうなカレーを目の前にすると途端に食欲が復活し、2分も掛けずにペロリと完食。
トイレを済ませた後、店前でシューズを脱ぎ足裏をマッサージ。
本当はこんなのんびりしている時間なんて無いんだが、全身を包む倦怠感が抜けず、すぐに出発する気になれない。
それにしても、この40分もの遅れをどうやって取り戻そうか。
しかも・・・ここから先は、毎年「足裏痛」のせいで極端にペースダウンする区間。
「いや!逆に考えれば、足裏痛が出なければ40分くらい取り戻せるんじゃないか?」
と、楽観的な事を考えつつ、足裏マッサージを終え、10時18分海湧食堂を出発した。
(この時点で昨年より44分の遅れ)
食後の登り坂はつらいが、「歩く」と決めてしまえば、精神的には楽。
T字路を直進し、日影を選びながら進む。
ここから立石観音までの区間は、「暑い、坂がしんどい、足裏が痛い、喉が渇く」という負のイメージばかりの大苦手としている区間だが、ここで頑張らないとタイムは取り戻せない。
重い脚をなんとか前に出す。
日差しが強く、少し暑くなってきたが、汗が噴き出るっていうほどでもない。
ここまで、心配していた足裏の痛みは出ていないが、身体全体に「異常な疲労感」が出てきている。
熱でもあるんだろうか?
そういえば、喉の痛みがどんどん酷くなっているような・・・。
さらには、ザックのウェストベルト部分があたっているのか、腰のあたりにピリピリと痛みがある。
擦れて皮がめくれている感じ?
この倦怠感に加えて、皮膚のトラブルは辛い・・・。
ザックの腰ベルトを外し、擦れた部分に当たらないように背負い直した。
ようやく峠を越え、下り坂になる。
このあたり、数年前に道が綺麗になって走りやすくなった。
延々と坂を下っていると、遠くに海が見えてくる。
川尻港は近い。
ここから川尻港まで一気に下り坂。
膝が抜けるんじゃ無いかと思うほどの急坂を、1歩1歩慎重に降りる。
港町を抜け、漁港に到着。
漁港でオアシス(私設エイド)発見!
飲み物と果物を頂いた。
(暑い中、ありがとうございました)
海沿いのフラットな道を進む。
日差しを遮るものが何も無く、日光が突き刺さる。
ゆっくり歩きたいが、フラットな区間は頑張って走らなきゃ。
それにしても、海がめちゃめちゃ綺麗!
靴を脱いで海に入りたい・・・。
かつてエイドだったらしい「シーブリーズ」を通り過ぎた。
あぁ・・・キーンと冷えたアイスコーヒーが飲みたい(笑)
徐々に勾配がキツくなってくる。
立石観音直前の峠へのアタックがついに始まった。
延々と続く坂に加え、どんどん(体感)気温が上がってくる。
精神的には「千畳敷の坂」よりもキツい。
ダメだ・・ペースが上がらない・・・。
何度も立ち止まってしまう。
やはりこの区間は苦手だ。
峠を越え、ようやく下り坂になったが、やはりペースを上げることが出来ない。
脚全体が鉛のように重い。
遠目にでかい岩(立石観音)が見えてきた。
ほんの少し元気が出る。
立石観音CPに到着。
時刻は11:54、昨年より46分遅い。
結局この区間でもタイムを取り戻すことが出来なかった。
このままでは記録更新は危うい・・・。
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