« 2014 萩往還マラニック 250㎞ 4 | トップページ | 2014 萩往還マラニック 250㎞ 6 »

2014 萩往還マラニック 250㎞ 5

【海湧食堂&油谷中学CP】 86.9㎞
5:58→6:35発(3日5:48着→6:08発)

Img_4072

昨年と比べ到着時間が10分遅れてしまったが、それ自体はさほど気にしてはいない。

それより、この全身を包む倦怠感が気になる。
なんとかして回復させないと・・・。

ここでは、海湧食堂エイドと油谷中学校CPのどちらへ先に寄っても構わない。
僕は例年、食後すぐに走り出すことを避けるためにも、先に海湧食堂で食事を済ませることにしている。

Img_4073

食堂ると数人のランナーが食事をしていた。
店内は料理の湯気でムワッと暑い。

リュックを下ろし、食券と交換に食事を受け取り、空いている席に座った。

メニューは昨年同様、梅干しが乗ったおかゆと、具がたっぷりの豚汁。
(数年前は中華丼が出ていた時期もあった。)

Img_4074

胃に優しく、塩分補給の出来る食事。

「ランナーが今何を食べたいか(食べるべきか)」を知り尽くしたようなメニューだ。

疲労のため胃が少し疲れてきているのか、実のところ食欲があまりなかったが、これなら食べることが出来そう。

おかゆを口に含み、豚汁で胃に流し込んだ。
豚汁の塩気が身体に染み渡る。

全く食欲がないにもかかわらず、気が付けばペロリと平らげていた。

「美味しかったです!毎年ありがとうございます!」

とお店の人にお礼を言い、食堂を出て数百メートル先の油谷中学CPに向かう。

Img_4075

油谷中学校に到着し真っ先にチェックシートに2つ目のパンチを入れ、建物内に入り到着時刻を記帳。

スタート前に預けていた荷物を受け取った。

Img_4076

着替えをする場所を探したが、昨年は更衣室だった部屋(教室)が今年は荷物置き場になっているようだ。

他のランナー達は、皆 廊下で着替えをしている。

しょうがないので廊下の空いた場所に腰を下ろし、汗で重くなったシャツを脱いだ。
一晩走っただけでこの発汗量、やはり昨夜はかなり暑かったのだろう。

着替えを済ませ、サプリメントの補給も完了。

例年なら、エイドでの滞在時間を極力短くするため、必要な荷物の交換を済ませてすぐに出発するところだが、なぜか今はすぐに出発する気になれない。

なんだか身体から気力が抜けたしまったみたい。

「まずはこの疲労感をどうにかしなきゃ。」

と、少し休憩することにした。

どうせなら仮眠でもしようと思い、座ったまま目を閉じてみたが、さすがに眠気はやってこない。

仕方なく、足裏や太腿のマッサージをしたり、地図を眺めたり、ダラダラと過ごしてしまう。

15分くらい経っただろうか。

「わ・・・もうこんな時間!」

時計を見ると、既に6時半。
海湧食堂に到着してから、既に30分以上経過している。

到着した時点で昨年より10分も遅れているのに・・。

大慌てで出発の準備をし、スタッフに荷物を預け、建物の外に出た。

慌てて出発したため、どんくさいことにシューズの紐を結ぶのを忘れている。

しゃがんでシューズの紐を縛りながら、ふと顔を上げると、見覚えのある後ろ姿と、リュックのドクターワッペンが見えた。
昨年、仙崎から宗頭まで一緒に旅した岡山のMさんだ。

スタート地点でお会いすることが出来なかったので声を掛けたかったが、既に出発して進んで行ってしまったので、その機会を逃してしまう。

頑張って追い付かなきゃ!(結局、追い付くことはなかったケド・・・^^;)

さらにトイレ休憩で3分ほど時間をロスし、6時35分、油谷中学CPを出発。

この時点で、昨年より27分も遅れてしまう。

(※来年は、大きなトラブルが無い限りここで休憩はしないようにしよう。)

30分近い遅れがあるにも関わらず、この時は簡単に取り戻せる気がしていた。

というのも、ここから先はあの「足裏痛」のせいで、大幅にペースダウンする区間。
逆を言うと、足裏に痛みが出ることなくペースが維持できれば、かなりのタイムを稼ぐことが出来るハズ。

「ヨシ!!」

と気持ちをリセットし、11.6㎞先の次なる目的地「俵島CP」に向けて走り出した。

ここから暫くは、海沿いの緩やかなアップダウンが続く。

Umiwaki_after

坂を登りながら、今後の作戦を考えてみた。

①この27分の遅れを川尻岬までには取り戻す。
②千畳敷・・・20分の貯金。
③仙崎公園(往路)・・・40分の貯金
④宗頭文化センター・・・1時間の貯金

足裏痛さえ出なければ、可能なはずだ。
(と、この時は本気で思っていた。)

となれば、早速ペースを上げて走りたいところだが、思うようにペースが上がらない。

Img_4077

長時間休憩した割には、大して身体の疲労感は取れいないようだ。

前を行く女性二人組ランナーを抜かし坂を登って行ったが、すぐに追いつかれてしまった。

と、そのうちの一人が

「もしかしてブログ書かれてませんか?」

と話しかけてきたので

「あ、はい。書いてます。」

と答えると

「やっぱり!!ブログ読んでます!ほら、洗濯ばさみ、付けてきましたよ!」

と、リュックに付けた洗濯ばさみを見せてくれた。

何だか嬉しくなって

「あ!ホントだ。僕もいっぱい付けてます。」

と、至る所に付けた(計5か所)洗濯バサミを見せ返した。

(茨城県から参加のIさん、この後何度もお会いすることに。)

たったこれだけの会話だったが、何だか急に力が沸いてきて、さっきまでの疲労感はどこかに吹っ飛んでいた。

この「ちょっとした会話をきっかけに元気が出る」というのは、ウルトラのレースでは何度も経験しているが、本当に不思議。

もう少しゆっくり話をしていたかったが、元気なうちに遅れを取り戻したかったので、

「お互い完踏目指して頑張りましょう~!」

と、先へ進む事にした。

坂を登りながら遠くに目をやると、海の向こうに俵島CPのある油谷島が見える。

Img_4080

あぁ、早くあそこまで辿り着きたい・・。

Img_4083_2

↑分岐を左折し、坂を下る。
(右は上り坂。)

Noukyou_2

民家の間を抜け暫く進むと、「農協の交差点」が見えてきた。

Img_4085

Y字路を左へ進む。

さて、ここから俵島の周回コースの起点までは、前後のランナーとすれ違うことが出来る往復コース。
(萩250㎞では、往復コースは3ヵ所(俵島CP手前、鯨墓往復、萩市内)あり、他のランナーの調子(安否? 笑)を確認できる。)

作年はこの往路で島根県のOさんと再会出来たが、今年も会うことが出来るだろうか。

Ooura

前からは、俵島周回を終え、川尻岬へ向かうランナー達が次々やってくる。
互いに挨拶を交わしながら進んだ。

それにしても、既にあの俵島周回を終えているなんて・・・う、羨ましすぎる(笑)

Img_4086

↑平坊分岐を左折。

大浦港に到着し、ワンボックスカーの「私設エイド」を発見。

Img_4087

エイドに寄り、果物(確かイチゴだった・・・)を頂く。
毎年、ありがとうございますm(_ _)m

この先の俵島周回に備え、自動販売機で水を購入。
(ここ大浦港は、ドリンク補充ポイント。)

空になったペットボトルに、今買ったばかりの水を入れた。

最近はエコのために柔らかいペットボトルが増えてきているが、これだとザックのドリンクホルダーの出し入れがしにくいため、スタート時に持参していた固めのペットボトルに水を補充しながら使い続けている。

水を移し終え、蓋を閉めようと思ったら・・・あれ?蓋が無い。

ぼ~っとしていたのか、入れ替えた後のペットボトルと一緒に捨ててしまったようだ。
慌ててゴミ箱をあさり蓋を取り出す。
(実はこの後も、何回もこの失敗をしてしまった・・・^^;)

海沿いの道を進み、周回の起点に到着。
右手からは、周回を終えたばかりのランナーが坂を下りてくる。

Img_4088

※↑右から魚のマスクのランナーさんが・・・ス、スゴイ!

直進(左側へ)し暫く進むと、徐々に登り勾配になってきた。

Img_4090

ついに、地獄のアップダウンが始まる。

Tawara

この周回コース、小刻み、かつ 急勾配な登り、下りが続くので、既に100㎞近く走ってきた脚にはめちゃめちゃキツイ。

Img_4091

聞くところによると、このアップダウンで脚をやられ、千畳敷でダウン・・というリタイヤパターンも多いらしい。

実際、僕も毎年この周回を終えたころから「足裏痛」の兆候が表れ出す。

今のところその兆候は全くないが、まだまだ安心は出来ない。

登りはファストウォーク、下りはジョグを繰り返し、アップダウンを進む。

ここまで急勾配だと、登りよりも、下りのほうがキツイ。
ベタ足になリ過ぎないように、足の指で地面を掴むようにしながら進んだ。


徐々に朝日が強くなってきたが、まだ空気が冷たいので、山道を走るのがすごく気持ちがいい。

Img_4093

そろそろ、チェックポイントも近くなってきたので、俵島名物「おばあちゃんエイド」のトラックが見えてくるはず・・・と思い探しながら走っていたが、なかなか見えてこない。

例年、この辺りで私設エイドをしてくれているはずなんだけど・・・。

と、前方に数名のランナーが立ち止まっているのが見えてきた。

Img_4094

俵島CPに到着。

時計を見て愕然・・・時刻は8時17分、 昨年より33分も遅い。

タイムを取り戻すどころか、さらに5分遅れてしまった。

こ、こんな筈じゃ・・・。

« 2014 萩往還マラニック 250㎞ 4 | トップページ | 2014 萩往還マラニック 250㎞ 6 »

コメント

ゆずぽんさん

茨城のIです。
ブログを興味深く読ませて頂いております。

ゆずぽんさんの萩についての過去の記事(ドリンクポイントの事・持ち物について等)をかなり参考にさせていただいたので御本人にお会いできてとても嬉しかったです。
水分の補給も充分にできました。

改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
おかげで完踏することが出来ました。

あれからはや一ヶ月が過ぎ、かなり記憶が薄らいでしまいました。
でもこうしてブログを拝見すると、そうだったそうだったと光景が浮かんできます。

色々な所でお会いしてお話させていただいた事、とても良い思い出です。

これから先の更新を首を長くして待っています。

>茨城のIさん

完踏おめでとうございます!

最後にお会いしたのは、確か板堂峠へ向かう登り坂・・・軽やかに安定したペースで登っていく後ろ姿を見て、完踏は間違いないと思っていました^^

それにしても、ペースが一緒だったのか、色々なところでお会いしましたよね。

何度もお声を掛けて頂き、その度に「疲労のどん底」から救われていました!

もう1ヵ月も過ぎた・・・ということは、来年の萩まで「あと11ヵ月」と言うことですね(笑)

既に、来年の萩が待ち遠しいです^^

ブログ記事、頑張って更新します~!

ゆずぽんさん

ご無沙汰しております。岡山のMです。

昨年に引き続き、ゆずぽんさんのブログに登場させていただき感激です。ありがとうございます。

油谷でニアミスしていたのですね。お声かけできず、すみませんでした。

再会できました鯨墓往復で、もういちどブログに出られるかしら?!(ゆずぽんさん次第ですけれど・・・)

これからのブログ更新も楽しみにしております。

>岡山のMさん

こちらこそ、せっかくの声を掛ける機会を逃してしまい申し訳ないですm(_ _)m

あの後ペースアップして、千畳敷あたりまでには追い付くつもりだったのですが・・・。

鯨墓往復でお会いした時も、「ヨシ!!頑張って追いつくぞ~」と思いながら、結局ペースアップ出来ずでした^^;

※もちろん、もう一度登場して頂きます(笑)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2014 萩往還マラニック 250㎞ 4 | トップページ | 2014 萩往還マラニック 250㎞ 6 »