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2015 萩往還マラニック 250㎞ 3

【西寺交差点】44.0㎞
2日 22:44→22:48(23:25)

到着が早いためか、エイドはまだ混雑していない。

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レモネードを飲んだ後、西寺エイド名物のカップそうめんを頂いた。

そうめんつゆの塩気が口いっぱいに染み渡る。

「うわぁ、おいし〜っ!」

ペロリと一口でそうめんを食べ終えた。
石段に腰を掛けてストレッチをしてみたが、全く脚に張りは無い。
「筋肉的な」疲労はまだ溜まっていないようだ。

出発前、ペットボトルに水を補給してもらった。
左から2番目の女の子、そういえば毎年この女の子に水を補給してもらっている気がする。

毎年夜遅くまで、エイドのお手伝いありがとうございますm(_ _)m

ここからの山道は急に冷え込んでくるので、このエイドでシェルを羽織るのだが、今日は寒くないのでそのまま行く事にした。

チョコレートを4粒頬張りながらスタート。

エイドを出ると。すぐに登りが始まった。

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ここから豊田湖畔までは14.7㎞。
エイド間が長い上に、途中に区切りとなるような箇所もなく、ちょっと憂鬱・・・。

真っ暗な坂道をライトで照らしながら登る。
思ったより脚にくる。

あれ?ここの坂って、こんなにきつかったっけ?
(自分の作ったMAPにはハッキリ登りのマークが着いていた 笑)

あまり無理してペースアップはせず、疲労が溜まらないように脚の力を抜いて、軸の回転を意識して坂を上がる。

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坂を登り切りると、すぐに下りに切替わる。

この下りも勾配がきつく、まともに走ると後に響きそうなので、脚への衝撃を抑えるべくペースを抑え気味に下った。

50㎞地点手前あたりで、タッタッタっと軽快な足音が後ろから近づいてきた・・・makoだった。

makoさんは、昨年は40時間を切って完踏されたスーパーレディ。

今年は股関節を痛めているとの事だったが、さすがにペースは速く、どんどん先に進んでいってしまった。

ちょっとだけ頑張って後を追ってみたが、本気で脚を使わないと着いて行けそうもなかったので、すぐに諦める。

と、右の民家から、犬がワンワンと吠える声が聞こえてきた。
このワンコの声が聞こえると、そこがだいたい50㎞地点。

「ワンワン(あと200㎞!頑張れ!)」

毎年、声援ありがとうございますm(_ _)m

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橋を渡ったあたりで、西寺エイドでペットボトル満タンに補充して貰った水が枯渇してしまった。
ちょっとずつ飲んでいたのに・・・。

やはり今夜は例年よりかなり暑いのだろう。
胃に負担を掛けないよう、飲み過ぎには気を付けなきゃ。

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あと4㎞ほどでエイドに着くので我慢出来ない事もなかっがのだが、食事の前に喉の渇きを癒やしておきたかったので、鋭角に曲がるポイント手前の自動販売機でオロナミンCを購入し、ぐびっと飲み干した。

鋭角に右折するポイントを通過。

「この後は少しだけ坂を登り、トンネルを潜ればすぐに、豊田湖畔への右折ポイントに着く」

というイメージを持って走っていたせいか、なかなかトンネルが見えてこず、登り坂がやけに長く感じて疲れた。
(実際には、右折ポイントから豊田湖畔入り口まで1.8㎞もある。)

ようやくトンネルに到着。

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毎年通るので慣れたとはいえ、オレンジの光が妙に明るく、薄気味悪いトンネルだ。

トンネルを抜け、豊田湖畔入り口に到着。
右折して食堂までは急な登り坂、ここは走れるような勾配ではないため、ゆっくり歩いた。

食事を済ませたランナーとすれ違う。

「お疲れ様です」

と、互いに声を掛け合った。
ほんの十数分のアドバンテージがなんとも羨ましい(笑)

豊田湖畔で食事をする際は、いつも食堂内の「熱気」のせいで冷たい飲み物が欲しくなるので、手前のトイレ横の自動販売機でジュースを購入しておいた。

豊田湖畔CPに到着。
時刻は0時38分、PBより44分早い。

この西寺〜豊田湖畔の区間は一昨年と比べてそれほどペースアップ出来ていなかったようで、3分しか貯金を増やす事は出来なかった。

【豊田湖畔CP】58.7㎞
3日 0:38→0:48(1:22→1:32)

ここはコース上初のチェックポイント。
チェックシートに1つめのパンチを入れた。

CP(チェックポイント)は合計14箇所あり、1つでもパンチをし忘れると完踏は認められない。
今年はコース変更もあって、新しいCPが2箇所あるので注意しなきゃ。

毎年の事だが、ここ豊田湖畔CPでチェックシートを取り出す際、

「チェックシート、忘れずにちゃんと持ってきたかな・・・」

と不安になる。

食堂に入り、到着時刻を記帳。
記帳ノート横の箱に食券を入れ、うどんとおにぎりを受け取った。

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この時間、まだ食堂内は混雑しておらず、ムワッとした熱気も感じなかった。

席に座ると、偶然にも目の前にmakoさんが食事していた。
軽く挨拶を交わす。

なんだかチョット疲れているように見える。
が、それはきっと僕も同じだろう^^;

ここでの食欲は、今後の旅を左右しかねない体調のバロメーター。
調子の良いときは、お腹ペコペコで一気に完食するのだが、今年は暑さのせいだろうか・・・食欲はあまりない。

とはいえ、胃が受け付けないというほど重症でもないので、胃に負担を掛けないようにしっかり噛みながら麺を胃に送り込んだ。

麺を食べ終えると、恒例のうどん雑炊。

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うどんの麺より、こっちの方がすんなりと胃に入ってくれる。

と、2つめのおにぎりを投入・・・と行きたいところだが、残念なことに今年はおにぎりのうち1つがさくら餅?に変わっている。

そのまま器に放り込んでしまおうか少し迷ったが、さすがに「塩気のあるスープ」と「甘いあんこ」は合わないと思いやめた。

仕方なく、葉っぱを剥いで口に放り込みモグモグ・・・ゴクン。
あれ、意外といける!?
食欲があまりなく唾液が出ないときでも、餅米は柔らかいのですごく飲み込みやすい。

これは新たな発見(笑)

食事を終え、出発しようとした時

「ゆずぽんさん!」

と一人のランナーに声を掛けられた。
ジョグノートで繋がりのあるトントン拍子さんだった。

どこかで会えたらいいな~と思ってはいたが、こんなに早く、しかもエイドで会えるとは何という奇遇。
(この後も、何度もコース上でお会いする事になる。)

食事を含めた10分の休憩の後、豊田湖畔CPをスタート。
この先しばらく大きなトイレはないので、念のため寄っておいた。

急坂を下り、T字路を右折、次なる目的地「俵山温泉」に向かう。

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ここから俵山温泉までは8.4㎞、距離としては長くは無いが、食後すぐに登り坂が待ち受けているため、ペースはなかなか上がらない。

が、今年の作戦は「前半ペースアップ」、まだ60㎞弱しか走ってないのにノンビリ歩いてなんていられない。

小刻みながらもピッチを上げ、一人黙々と豊田湖畔沿いの坂を登った。

ペースを上げるとなると、意外と距離が短く感じるもの。
気が付けば、オレンジ色の街灯のある三叉路まで来ていた。

Img_1024

ここを左へ、さらに進む。

ここまで来ると「エイドが近いような錯覚」を毎年起こしてしまうが、俵山温泉エイドまであと2㎞ほど距離があるので、焦ってペースを上げすぎないように注意する。

いつもなら食後の疲れで歩きが入っていた「豊田湖畔〜俵山温泉」も、難なく走り抜く事ができた。

俵山温泉エイドに到着。
時刻は1時53分、PBより47分早い。

8㎞チョットで3分の貯金。
大した短縮ではないが、この積み重ねが最終的には「4時間半」の短縮に繋がると信じたい。

【俵山温泉】67.1㎞
3日 1:53(2:41)

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このエイドは、ドリンクの種類が豊富。
コーラ、ファンタグレープ、カルピス、CCレモン・・・etc

コーラとカルピスで迷ったあげく、両方を混ぜてみる事にした。

「げ・・・なんだこの色は・・・」

味はともかく見た目が恐ろしいことに^^;
一気に飲み干して、口直しにファンタをお代わり。

エイド奥の椅子に座り、饅頭とカロリーメイトを頬張り、ジュースで胃に流し込んだ。
これで300kcalくらいの補充は出来ただろうか。

昨年はエイドごとの足裏マッサージで多大なロスタイムを招いてしまったが、今年は全くと言っていいほど足裏に痛みは出ていない。
フォアフット着地により、常に足裏(土踏まず)が軽く浮いている状態を作っている事が効いているのだろう。

出発前、ボトルに水を満タン補給。

次のエイドである新大坊までは12.7㎞と遠い上に、アップダウンのキツイ区間、さらに自動販売機等の補給ポイントもない。

今日みたいに暑い夜は脱水の危険があるため、ここを「水分補給ポイント」と決めている。

エイドを出発するとすぐに、3.6㎞先の砂利ヶ峠へ向かう登り坂が始まった。

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今までの坂とは違い、勾配がめちゃめちゃキツイ。
ついに本格的な峠越えが始まったって感じ。

早歩きで一気に登り切るつもりだったが、ここにきて急に倦怠感が全身に襲ってきた。

「あかん・・・しんどい・・・」

まるで炎天下の暑さでバテたときのよう・・・身体に力が入らない。
すぐにでも座り込みたい。

が、この手の倦怠感は、少しの間辛抱すれば必ず回復することを過去の経験から知っている。
ここは我慢のしどころだ。

「とりあえず峠に着いたら休憩しよう」

と、止まらずに登り続けることにした。

一段と勾配がきつくなってきた・・・・よし、峠はもうちょい。

〜砂利ヶ峠(3日2:37)〜

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峠に到着し、道路脇の石段に腰かけ、俯いて目を閉じる。
身体の奥の方で、「ドク、ドク、ドク」と心臓が波打つのが聞こえる。

1分ほどじっと目を閉じていたが、全く鼓動が収まらない。
全身に酸素を送り込むつもりでゆっくりと深呼吸、さらに1分ほど目を閉じる。

ようやく鼓動も落ち着いてきた。

もう少し休んでいたかったが、これ以上タイムロスするわけにはいかない。
意を決し「えいっ!」と立ち上がり、軽くストレッチ。

気持ちをリセットし、峠からの下りに向う。
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例年は砂利ヶ峠からのこの下り、足裏や足首の痛みのせいで走れなくなるのだが、今はそれほど痛みは無い。
大腿部にも張りや疲労感は無い。

脚はまだまだ生きている。

グネグネと曲がりくねった坂道を、脱力フォームで下っているうちに、さっきまで全身を包んでいた倦怠感がずいぶんと薄れてきた。

その後再びアップダウンを越え、ようやく新大坊ダムに到着。

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ここからエイドまでの3.4㎞は延々と続く下り坂。

ペースを上げたいが、脚が前に出ない。
エネルギー切れ独特の疲労感と痛みが脚に走る。

さらに、節約しながらチョットずつ飲んでいたボトルの水がここで枯渇。

まぁ次のエイドまでは坂を下るだけなので、何とかなるだろう。
(俵山温泉エイドで、大目に補充したつもりだったのに結構ギリギリだった。)

重たい脚を何とか動かし、スローペースで坂を下り切った。
暫く進むと遥か遠くに信号が見えてくる。

その右側にぼんやりとした灯りが・・・。
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待ちに待ったエイドだ。
自然とペースも上がる。

交差点手前、道路を渡りグランドへ入る。

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新大坊エイド到着。
時刻は3時48分、PBより55分早い。

新大坊で約1時間の貯金。
ここまでは計画通り!

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コメント

初めて書き込みいたします。

宗頭にて唐突に「去年の隠岐の島で少し御一緒した者です」と話しかけた者です。

隠岐の島に引き続き今回の萩往還でもゆずぽんさんにお会いできて嬉しかったです。
私は今回が250キロ初挑戦でしたが、ゆずぽんさんのブログを拝読して参考にさせていただきました。
お陰さまでなんとか無事に完踏する事ができました。
ありがとうございました!

今回のゆずぽんさんの完踏記も楽しみにさせていただきます。

また、今年の隠岐の島でもどうぞよろしくお願いいたします。

>ちょろ合金さん

コメントありがとうございます^^
そして初挑戦での完踏、本当におめでとうございます!!

宗頭で折角お声を掛けて頂いたのに、疲労のせいで頭が回転しておらず、すぐに思い出せず失礼いたしました^^;

同じく今年の隠岐の島で再会できる事を楽しみにしています!
走りながら、萩の思い出話が出来るといいですね〜(´▽`)/

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